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バイク屋はとってもフレンドリー

俺の趣味の一つとしてバイクツーリングがある。学生時代ほどではないが今でも気が向いたときにはバイクに乗る。もちろん今は冬なので夏に比べて乗る機会は少ないがそれでもたまに乗っている。今回は久しぶりにバイク屋に言ったお話。

なぜバイク屋に行ったかというと、ツレがバイクを欲しがっているからだ。まぁ今すぐ買うわけではないが、とりあえずどんなバイクがあるか行って見ることにした。バイク屋は中古バイク販売の大手といっても良い、レッドバロンだ。おれ自身がこのお店でバイクを購入したことは一度もないのだが、友人などは大変お世話になっていた。俺が知ってる限りで、4台のバイクを購入していくところを見てきた。本当に久しぶりのレッドバロンだ。

 

中に入るといきなり声をかけられる。洋服店などで声をかけられるのがいやって人は多い。しかし、バイク屋(レッドバロンだけ?)ではこれがスタンダード。まずは季節の「寒いですね~」から始まる。俺自身、こういう風に話しかけられるのはわかっているので、こちらから話を広げた。すると、今は何を乗ってるのだとか、バイク談義が始まる。もうバイクを見るというより話している時間のほうが長いのではないかというくらいだ。ようやく話が終わって店内を見渡す。小さなショップではあったが、入門ライダーが乗りやすいようなバイクを一通り取り揃えており、よくわかっているなと感じる。

 

バイクを見ていても、時折話しかけてきて、「またがってみますか!?」なんていわれる。いなくなったななんて思ったら今度は、レッドバロンで発行しているフリーペーパーをバックナンバー含めて持ってきてくれた。「これを見て参考にしてください」といわれる。本当にフレンドリーだ。バイク屋にとってこのフレンドリーさは当たり前だし、大切なことでもある。これからバイクを購入しようとしている人は嫌がらずに大切にしてもらいたい。

 

バイクの中古車と違っていろいろな確認点がある。基本的にメカ部分がボディに隠れている車と違って、バイクはメカ部分がむき出しのものも多い。そういった部分が綺麗かどうかということを確認する必要もある。それから足つき性だ。車の場合は足が届かないということはないし、座席が気に入らないから購入をやめるという選択方法はあまりない。しかし、バイクの場合は、足が届かなければ運転不可能なのだ。(完全に届かないということはめったにないと思うが) それからエンジン音。プリウスを買いに来て、エンジン音を聞きたいなんて人はいないだろう。静寂性を確認したいということはあるかもしれないが、どんな音を奏でるのかなんて全く興味はないはずだ。しかしバイクは違う。音もバイクの個性の一つであり、大切な要素だ。「またがってみる」「エンジン音を聞いてみる」などは店員さんにバイクを移動してもらったり、エンジンをかけてもらったりといった作業があるため、全く接客されていないと逆に声をかけづらい。ちょっと鬱陶しいかもしれないが、フレンドリーに話しかけてくれる店員さんにはこちらもフレンドリーに対応してバイクのいろいろを教えてもらおう。

 

帰り際に、「また遊びに来て下さい」といわれた。これは社交辞令の「また店のバイクを見に来てくださいね」という意味だと思うだろうか。それは違う。やつらは本当に「遊びに来い」といっているのだ。もちろんそれが売り上げにつながるからということは有ると思うし、そういう意味では社交辞令なのかもしれないが、これは過去の経験から考えても本当に遊びにこいといっている。

 

昔俺がレッドバロンバイクを見に行ったときの話だ。そのときは友人のバイクを見に来ていたのだが、どれにしようか迷っていて、購入まで4回くらい店に通った。その際に商談スペースのような場所に若者が毎回いる。何をしているかというと、その場所でバイク雑誌を読みながら、ダラダラしているのだ。一時間くらい店内にいたが、一向に帰るそぶりも見せず、ずっと居座っている。それも4回来場して毎回いるのだ。気になった俺は店員さんに「あの人は何者?」と尋ねると、「お客さんで毎日遊びに来ている」といっていた。そして4回の内、2回くらいは別に遊びに来ている人もいた。店員の遊びに来てくださいということは本当に遊びに来て下さいという意味だったのかとこのとき知った。

 

10年以上がたち、再びバイク屋に来たわけだが、また「遊びに来て下さい」といわれた。これだけ時間がたっても変わらないということは本当にすばらしいと思う。さすがに俺の性格上、買いもしないのに遊びに行くということはありえないが、はまる人ははまるかもしれない。興味のある人は是非行ってみてほしい。