セミが鳴いていた

最近本当に暑い。今日は特に暑い。何回繰り返してもこの急激な温度の変化には、慣れるものではない。俺が爺さんになったときくらいには慣れるのだろうか?ところで今日はあることに気がついた。もう既にセミが鳴いているのだ。それこそ何回も聞いているのに毎年いつ頃に鳴き出しているのかが思い出せない。

 セミのイメージ

ほとんど6月いえるのだが、一応まだ5月だ。しかし、毎年5月にはセミが鳴いていただろうか?全く記憶にないしむしろ早いような気がする。俺の個人的なイメージは、梅雨が来てそれが明けたらセミがなくという感じだ。とはいっても梅雨時期は既に暑い。そんな中でもう鳴き始めているセミがいると思ったことはあったが、5月はさすがに早いような気がする。しかし、これだけ暑いのだからセミも動き出す可能性は高い。セミは低音には弱い?かと思うので、既に地上に出てきてしまったセミたちが使命を全うするまでは、暖かい気候が続けばと思う。

 

セミの抜け殻

子供の頃はたくさんのセミの抜け殻を見つけた記憶がある。それは外で遊んでいたことが多かったため、見つける機会も多かった。しかし今はどうだろうか。ひと夏をすごしてもセミの抜け殻なんて見つけることなく過ぎていく年もある。別にセミの抜け殻を見つけたいという話ではない。俺はアウトドアの趣味も結構あるにも関わらず見つけない年があるということが少し気になった。これは大人になって目線が変わったからだと思う。おそらく歩いている少し先にはたくさんの抜け殻があるに違いない。しかし、それを見つけ出すセンサーを失っているのだ。ただ、面白いことに、子供と一緒にいるとそのセンサーがよみがえる。去年か一昨年かは忘れたが、友人の子供と森のような場所を歩いた。そこではやはり子供の目線となって歩くのだ。だからセミの抜け殻も見つけられる。ただ単純に興味がなくなってしまっているということだ。

 

 

最後に

大人になってしまった自分にとってのセミは、音だけだ。好きでも嫌いでもないのだが、もしいつの間にか聞こえない夏がきたらどう思うだろうか。多分気がつかずに夏を過ぎるような気がする。あの音がないと夏が来た気がしないという人も多いと思うが、自分にとってはあってもなくても良い音なのかもしれない。