関東は大雪 スタッドレスを履きなさい

昨日は関東でも雪が降った。前情報でも警報注意報が出ており、呼びかけはされていたが案の定都心は交通機関マヒ状態。なかなかに大変だったようだ。今シーズン初のまとまった雪といえる。

 結果的にいえば雪自体たいした量ではない。雪国で言えばちょっと降ったくらいのレベル。しかし備えがない関東では大混乱状態。夜から朝にかけて降ってくれば、電車が止まっていたり、交通渋滞が起きていたりと、最初からあきらめることもできるが、今回は昼くらいから降ったので、事実上片道切符だったのかもしれない。

ニュースを見ていると、渋谷駅がすごいことになっていたり、首都高ではトラックがスタックしてまったく動かない状態になるなどなかなかに大変だったようだ。電車はJRなどが自分たちで運転できるか判断し、運休したりするわけだが、車を運転する人も自分で運休しなければいけないと思えば運転してはいけない。とにかくスタッドレス。雪の上を走るにはこれがなければ始まらない。スタッドレスがないのならおとなしく家でのんびりしていたほうがいいのだ。

 

草津に行ったときの話

今年の初めに草津温泉に行ったのだが、このときも寒波が来ていた。雪が降ることは予想していたし、当然スタッドレスを履いていたので何の問題もなくたどり着けると思っていたのだが、甘かった。草津温泉群馬県にあるが、群馬といえば関東圏からも遊びに来ることができるエリア。それも基本的には雪は降らないので、ノーマルタイヤの車も多い。雪自体は数十センチ積もった状態なのだが、その中をノーマルタイヤで進もうとする猛者がいるのだ。草津温泉までのルートは基本的に上り道。ノーマルタイヤではとてもじゃないけど上りきることはできない。私はあと3キロというところで大渋滞につかまった。大渋滞の原因は、当然ノーマルタイヤの車が立ち往生しているから。それも1台や2台ではなく、何台もとまっているのだ。道端でチェーンを巻きだす人もいるし、前にも後ろにも進むことができずとりあえずそこに車を置いてどこかに行く人も現れる。まさにカオス状態。本人としては「仕方ない」と思っているかもしれないが、こちらからしてみれば冗談じゃないといった感じ。しかしあと3キロというところでノーマルタイヤの車はそこでリタイアするしかない。あと3キロ進めばおいしいご飯と草津温泉が待っているという人がほとんどだったと思うが、彼らがどうしたのかはわからない。3キロといえば歩ける距離でもあるし、そこに車を置いて翌日取りに行くなんて事をする人もいたのかもしれない。ちなみに翌日帰りに同じ道を通ったら、それらの車はなくなっていた。何とか帰ることはできたようだが、その日の夜をどうすごしたのかはちょっと気になった。それから私は3キロを2時間半かけて進み、目的地にたどり着いた。

 

 

備えていても無駄

雪の話で言えば、雪が振る地域で備えないということはありえない。しかし、雪が降らない地域で雪が降った場合、自分がどんなに備えていたとしても無駄といえば無駄である。自分がしっかりと止まれたとしても突っ込んでくる可能性はあるし、私のように進めない車にはまることもある。雪が降らない地域で最大の雪対策といえば、とにかく家から出ないことに尽きる。とはいっても仕事があったり、どうしても用事があったりと必ずしもそうできるとは限らない。そのときは覚悟して雪の中を進まなければいけない。最悪、渋滞の中大量の時間を消費することはやむ終えないとしても、事故をしてしまったり、怪我をしてしまったりしたら最悪だ。後ろがノーマルタイヤでも止まれるように自分が前との車間距離を開けるなど工夫しながら運転すれば事故の可能性は少しだけ減らせるかもしれない。