11月24日 東京は雪

天気予報では数日前から本日雪が降るといった予報があった。深夜の間に降るとの予報だったので、昨日の夜寝る前に外を見てみると、降りそうな気配は全くない。本当に降るのかと疑っていたが、朝を迎えてみると確かに降っている。この時点で地面に雪は積もっていないがこの後どうなるかはわからない。

 ただ今日は山梨県で仕事があるため、朝から移動を開始。途中大月が一番雪が積もっており、久しぶりに走る雪の上はなんだか怖かった。ある程度してタイヤの感触を確かめると少しスピードを上げて職場へと向かった。

 

 

最近の天気予報というものは本当に良く当たる。俺が子供の頃は雨といいながらも晴天なんてことも多々あったが、今では天気予報が雨といったら雨だ。強いて言えば、雨のち曇りくらいの天気だと降るタイミングがわかりにくいといった感じで、それが晴天に変わるということはまずない。もちろん平地の話だ。山の天気のことはよくわからないがコロコロ変わる。

 

雪が降って良いことなんて何一つない。交通機関は麻痺したり、車の運転は事故などの可能性が高くなる。移動にかける時間もかなり余裕を持たなければいけない。喜ぶ人なんてウインタースポーツが趣味の人くらいではないだろうか。それでも雪を見ると少しワクワクする。このワクワクはどういった感情なのかよくわからない。強引に当てはめるなら非日常の始まりということなのだろうか。

 

毎日変わり映えしなくてつまらないといった人はいるだろうか。そんな人たちは何か変わったことが起きることを待っているのではないか。もちろん天災や、怪我、身内の不幸などそういったことではなく、自分の安全が保障された上で明日からいきなりファンタジーの世界になったら喜ぶのではないだろうか。雪はそれに近いような気がする。雪はちょうど良い不便さなのだ。そして数ヵ月後に、「あの時は雪のせいで~~」なんて話をして盛り上がる。雪国に暮らし、毎日雪と接している人からしたらなんてことない日常かもしれないが、雪の降らない地域で暮らす人にとっては、ちょっとだけ夢の世界を体験しているような気になるのではないか。きっと俺もそんな感じでワクワクしているのだと思う。

 

雪は今日の夕方くらいまで降るそうだ。今俺のいる場所の雪を見る限り、まだ積もりそうな感じで降り続けている。帰るときがちょっと心配だが今日一日この雪を楽しもうと思う。